

モンゴルのタイメンイトウをビッグベイトで狙う釣りの要望に応えたモデル。
ビッグベイトを多用する現在の怪魚ブームの火付け役にもなった、幅広い魚種をカバーすることの出来る名竿。
エル・ホリゾンテシリーズに限らず、TULALAの共通コンセプトでもある「釣り=旅」を忠実に貫き、本土のイトウやモンスターブラウン等の大型トラウト族に留まらず、使い手次第でターゲットに制限はなし。
エル・ホリゾンテ78なら、巨大魚を狙う剛竿は全て硬くて扱いずらいという常識をきっと変えてくれることでしょう。
アブの5000番台のリールを基準に、特別に制限は設けていないとはいえ、200g前後までのルアー・仕掛けをスムーズにキャストすることの出来るヘビーアクション。
流れの速い河川の瀬になっている場所や強い流芯の中から、岩や根に巻かれない様に大型の魚を引き出すために必要な十分なバットパワーを備えています。
その反面、特にビッグベイトでトラウト族を狙う場合はルアーにトウィッチなどのアクションを加えることが出来ること、そして魚を掛けた後の強烈な首振りとロールに対応するための竿の粘りが必要不可欠となります。
まるで時代に逆行する様に敢えて感度を度外視することで、その後のTULALAロッドに受け継がれていくこととなった「強」と「柔」という相反する側面を併せ持つ特有のブランクスが生まれました。
ブランド発足時から今も変わらない人気を誇る1本です。
FordEveryStreamというスローガンが掲げるように、TULALAロッドは旅を前提とした設計になっています。
それはこの竿を使い込むほどに強く実感して頂けるのではないかと思います。
低価格でサービスを提供する航空会社LCC(LowCostCarrier)の登場で、国内外下の遠征はより身近な物となりました。
そこでグリップ脱着のワン&ハーフピースを採用し、釣り人の移動の際の手間やストレスを軽減するロッド設計は所謂「怪魚ロッド」や「冒険竿」にとってスタンダードになったと言えます。
しかし釣り場には無事に着いたものの、ようやく訪れたそのチャンス、限られた時間の中で最大限に釣りを楽しむために何が大切かをTULALAは考えます。
持って行くことの出来る荷物やタックルも厳選していく中で、この1本を持って行こうと信頼出来る竿でなければならないのです。
感度を度外視し強度を優先する厚巻きのブランクスに、最新のパーツを用い無駄を削ったシンプルなデザインにはそんな願いが込められています。
誰しもが追い求めるその1匹に出会うために。
◆長さ:7.8ft
◆重さ:225g
◆テーパー:レギュラーテーパー〜ファスト
◆ライン(MAX):PE8号/フロロ・ナイロン25Lb
◆ルアー:11g~200g
◆対象魚:イトウ、タイメン、大型トラウト
◆1ピーススピニングロッド(グリップ脱着式)